Honoka Factory公式BLOG
GSX1400のアライメントセットアップ
こんにちは塩見です。
今回は久々に~
アライメントセットアップのお話。
とっても久々に書くのですが、アライメントセットアップのお仕事がなかったわけではなく。。。
いつものおサボりでございます。ww
今回の車両はGSX1400。
某中古バイク屋さんで購入された車輌です。
フレームチェックOKとのデカールが貼り付けてありますが。。。それは置いておいて~
計測の結果は・・・
ステムのねじれ 0.1度NG
フレームのねじれ 0.2度 + スイングアームのねじれ 0.3度 トータルでNG
すべての部位を修正となりました。
GMDのフレームアライメントジグに乗せた状態。
アッパーヘッドの位置は車体に対して右方向にねじれています。
フロントから見た全体像です。
ここから走行に支障が出ないようアライメントを合わせていきます。
学校で習った小さな分度器には表示されない数値ですが、
バイクのように1mを超える乗り物ではとっても大きな数値です。
一般的なライダーで恐怖を感じる数値が0.6度程度のねじれから~
違和感を感じる数値としては0.3度程度で感じれるものです。
アライメントをしっかりと合わせたバイクはとっても自然に。。。
とってもスムーズにコーナリング姿勢へと流れていきます。
皆さ~ん、基本メンテナンス・・・しっかりとしましょうね!!
定期的なフレームチェックをオススメしています!
油冷用チタンフルエキゾースト製作~その2~
おはようございます塩見です。
本日は定休日~
子供が目覚めるまでの間、少しだけ作業の続きを。
前回の作業で完成した4in2in1のコレクター部とエキゾーストポート部のテーパー管。
集合部の集合角を緩めにし、よりスムースな排気を行えるように変更。
同時に2in1の管長を長めにします。
TIG溶接は強度を優先して棒を入れ肉付けしています。
テールパイプは元々段付きパイプとなっていましたが強烈な低中速トルクを和らげるためにテーパーに変更。
テールパイプの始まり径も小径化しました。
フロントパイプは本来ならメンテナンス性も考え、
オイルフィルターの脱着を行いやすいようにするのですが今回は管長をできるだけ短縮するために無視。
等長にしながら最短コースで溶接加工。
左からのルックス。
市販品では実現できない極限まで詰めたクリアランス。
ルックスの良さも地上高の確保も含め最高の取り回しです。
クリアランスの狭さが分かります!
結構美しい下からの画。
フランジ部分のチタン部品が出来上がってくれば最終的な仕上げ溶接となります。
性能が度の程なのか。。。期待大です。
油冷用チタンフルエキゾースト製作
こんばんは塩見です。
弊社のデモ車輌でもある油冷マシン「GSX-R1100」ベースのY63
製作当時に大阪のADACHIさんから譲ってもらったチタンエキゾースト。
3000回転から13㎏mものトルクを発生し、3500回転で13.5kgm。
そのまま高いトルクを保ったまま8600回転まで台形のトルクカーブを見せる高性能エキゾーストシステムです。
パワーも後輪で160psと凄まじく文句の付けようのない製品でした。
最近、かなり多くのエキゾーストを製作するようになってきた弊社ですが、
デモ車輌に弊社オリジナルの製品が装着されていないのはちょっと~と言うことで。。。
ただ・・・
これに手を加えるのはもったいないので。。。
まったく新しく製作することになりました!
同じ構成、同じ特性というのでは面白くないので、
弊社のマシンの特性に合わせたものを!!
ADACHIさんのものより集合部分を長くとり、よりスムーズな排気を作ります。
こちらはチタンの板材から切り出し手巻き。
4in2in1の構成で行います。
エキパイはより高回転域の特性を向上するためにテーパー部の始まる高さとテーパー角を変更!!
次々と形になってまいります。
次回はテールパイプとエキパイ後半の製作となります!
お楽しみに~
ジャイロXのスペシャルチャンバー完成!
こんばんは塩見です。
前回お知らせしましたホンダ ジャイロXのチャンバー製作ですが、
お客様に試運転していただいたところ・・・問題発生!!
特殊な動きをするジャイロのリアサスペンションユニットは上下左右に大きく動きます。
で、チャンバーのエキパイ部分がカウルに干渉。
作り直すこと決定です。
どうせやるなら・・・オーナーがものすごく良い性能が出ている中で6000回転付近に発生する谷がある!
と言っていたのを解消したい!
で、エキパイの径と長さを変更!
谷間を解消すべく頑張りました!
試乗した感じでは完璧!
最後に鏡面研磨を行い最終仕上げです。
パワーも最高!
広いパワーバンドとすさまじい加速!
そしてルックスも?!
初めてのチャンバー製作は大変でしたが、
オーナーからも喜びの声が聞けましたしとっても良い仕事ができたと思います!
きっとこの経験が新たなエキゾースト作製に威力を発揮するはずです!!
ホンダ ジャイロXのチャンバー製作
おはようございます塩見です。
本気でBLOG休んでいました 笑
ここのところ・・・マジで暑いです。
エアコンの効いた作業場で言うのも何なのですが、外に出ると肌を刺すような日差しが暑いです。
夏休み前で仕事は落ち着きました。
8/13からのお盆休業に向け、STEPWGNの新車納車整備とショックのオーバーホールが少し。
あとはお預かりしているR6レーサー製作やマフラー製作など。。。
もう少し忙しくなると嬉しいですね。
さて・・・
以前にもアップさせていただきましたジャイロXのチャンバー製作。
同級生の親友から依頼されたものですが、
生まれてこの方チャンバーなんて作ったことがなく。。。
4サイクルマフラーの延長線と自分のセンスでやってみようとスタート!!
感性のみで1本目・・・
前回着けていたプロが作ったワンオフチャンバーよりも中低速が欲しい!
との要望に制作してみたら。。。
元々のチャンバーが6000rpmから9500rpmまでのパワーバンドを持ち、7500rpmから吹け上がりを持っていたのですが、
この1本目、4500rpmからトルクが出始めて6000rpmで完全失速っ
完全なステンレス廃材と相成りました。
悔しいので途中止めはしません。
4サイクルでのノウハウを主体にもう一度始めから。。。
今度はエキパイ部に4サイクルと同じ流速を確保できる口径を採用。
ダイバージェットコーンも理想とされるテーパー角で。。。
排気量125ccに合わせた膨張室容積の確保。
テールパイプは長くなってしまった本体部分の影響でくるりと曲げて。。。
こちらは砂を詰めて手曲げで行います。
熱が抜けるとこんな感じの色合いに~
全部組み付けていくと。。。
コンナ感じになりました!
納めさせていただいたあとでオーナーから電話。
今度こそは!!って思っていたら。
5000rpmからパワーバンドに入り、7000rpmからの強烈な加速っ
10000rpmを超える域までレブ特性がありサイコウ!!
とのコメントを頂きました!
初めてのチャレンジ・・・やって良かったと思う今日この頃です。
楽しく忙しい時間です。
おはようございます塩見です。
本日の営業開始は13時から~
6月から新規スタッフを採用し、私ができなかったことをサポートしてもらえるようになりました!
それでも十分パンク気味の作業内容ですが、
毎日を楽しくさせていただいております。
なので最近は濃い仕事の多くなった私。。。
お客様からのご依頼。
R15のテールパイプ製作。
SUS304パイプをエビ管タイプでTIG溶接~
蜷局を巻いたように~笑
そしてもちろん足回りショップとして・・・
OHLINSのオーバーホールもやってます!!
XJR400の純正ショックのオーバーホール作業。
現在、部品の入荷待ちですが近日中に組み上げますよ!
お待ちくださいね~
チタンのTIG溶接にてワンオフエキゾーストも製作中!!
この車輌はホンダVTZ250.。
完全等長2イン1で製作しますが、Vツインだけに困難かもしれませんね。
途中にテーパー管も採用し、市販品ではできない高いとこを目指しています!!
お楽しみに~
APRILIA RS4-125フロントフォークチューニング
こんにちは塩見です。
毎日、涼しいクーラーの効いた作業場で頑張ってます!!
今回はアプリリアRS4ネタ。
そもそもはお客様からのご依頼ですが、
どうしてもSTDの純正フォークがバタつき落ち着かない。。。と。
RS4は左側フォークがスプリングのみ、右側フォークにカートリッジタイプの伸び側ダンピングがあります。
・・・・
伸び側?
圧側・・・・>>>???????
はい!手直しの余地がございません。
なので、GMD的には?KMT的には?
ということで・・・
ワンオフです!
カートリッジユニットを入れ替えるために必要なパーツを削り出してもらいました。
組み付けると・・・
メインシリンダーはKYB製のものを流用。
圧側バルブには弊社のKASHIMAバルブを採用!
完成したRS4に試乗されたお客様から「全く別もの!!」の喜びの声をいただきました。
ありがとうございます。
作業参考価格:
KYBシリンダユニット・・・およそ25,000円程度。
カートリッジアダプターキット・・・20,000円。
KASHIMAピストン・・・7,500円。
作業価格・・・48,000円。(左右のOH込み)
プラス消費税となりました!!
GSX1300R-Hayabusa
こんにちは塩見です!
本日もどうにか天気~
少しすっきりしない雲行きですが、涼しいのでとっても助かっています。
ここ数日はエアコンもあまり使わなくて済みそうですね!!
あっ!!そういえば・・・
弊社の電気代、いろんな企業努力で先月初めてマイナスを記録しました!!
低圧3相200V、単相200/100V足して17400円程度!!
売電が17800円で初のマイナス記録です。
作業場にはエアコン掛けててこの記録。。。素晴らしいです!
で、本題。
本日はお預かりしているGSX1300Rの車検メンテナンス。
タイヤ交換なども含めて20万円弱のメニューを行っております。
その中で、
フロントフォークのフルオーバーホール!
弊社のユーザーさんなので既にチューニング済みのフォークですが、
時間の経過と共にヘタってきたのでリフレッシュです!!
ここのところ、チューニングのご依頼がかなり多いのですが、
皆様にご連絡。
ここ最近お問い合わせが多いチューニングですが、
弊社の車両販売では初期にチューニングを受けられる方が80%くらいの定番(てか、鉄板)メニューです。
減速帯の通過や、路面の継ぎ目で「ガツンっ」って衝撃を感じているオーナーも多いはず。
市販されている車両の90%くらいはソリッドです。
チューニングメニューは決してサーキット走行のためのメニューではありません!!
一度お試し下さいませ!!
さ~、頑張りますよ~